ドスケベ圭一くん物語 序章 ~性の目覚め~

外は軽く冷え込み、枯れ葉が季節を物語っている。

 

圭一と同棲して早一年。

 

彼とは、本気で愛し合っていた。

 

性という壁を越え、本当の愛を互いに受け止めあい、

ようやく結ばれあったのだ。

 

だが、身体の関係は今まで一切なかったのだ。

互いに忙しく、最近は一緒にいる時間が少なく、

彼は夜遅く帰ってくるのが多くなった。

 

そんな彼が突然ワタシに覆いかぶさるように熱い抱擁を求めた。

 

「なあ、もう一年経ったんだ、いいだろ・・・」

 

「んっ、まだ日が落ちてもないぞ・・・どうしたんだよ急に・・・」

 

圭一がジーパン越しのイチモツをいやらしい手つきで弄る。

 

「どうしたも、こうしたもねぇよ・・・」

 

圭一の様子がおかしい。

以前の優しい彼の瞳にワタシがいない。

まるで性に飢えた獣が彼に憑依しているかのように。

 

「おまえが欲しい」

 

消え入りそうな声でそう言うと、ワタシの衣服を脱がし始めた。

 

「んっ・・・」

 

身体が硬直してしまい、彼の行為に抵抗できない。

どこかでワタシも彼の身体を求めていたのだろう。

気づくともう下着一枚になっていた。

 

「もう準備は済んだ・・・さぁキてくれ」

 

「えっ?」

 

素っ頓狂なワタシの声が部屋中に響く。

 

「えっ?じゃないだろ。おまえがタチでやってくれ」

 

何のためらいもなく、そう言い放つ。

S寄りの彼が自らの穴を差し出すなど、想定できない。

 

戸惑いを隠せずにオロオロしているワタシを無理やり引っ張り込み、

 

「早く、俺の穴にそれを突っ込んでくれよ!」

 

彼から求められるのは、とてつもない違和感があり、

彼が何かに対して焦りを感じているように見えた。

 

だがそんな不安とは裏腹にワタシの何かが目覚め、

 

「それってなんだよ?ナニを突っ込んで欲しいんだ?」

 

「その熱くて硬いペニスを俺のケツマンコにぶち込んでくれよ!!」

 

彼はワタシの豹変した態度には一切構わず、

己の性の本能に身を任せ、まるで質問内容が分かっていたかのように即答する。

 

「待て、ほぐさないと挿入らないだろ、そう急ぐなよ」

 

「大丈夫だ、もうこんなトロトロだぞ、ほら見てみろ」

 

圭一の綺麗なピンクの肉穴から嬉し汁がいやらしく噴き出ている。

 

「こんなド変態野郎にはお仕置きが必要だな。ほれっ!くれてやる!」

 

圭一のドスケベホールに今にもはちきれそうな淫乱棒を激しい勢いで突っ込む。

 

「ぬぉっ!!」

 

「ほら、これが欲しかったんだろ!もっと欲しがって見せろや!」

 

「あぁ、ああん、ひぃっ!おチンポちょうだい!ちぃんぽおおおお!!」

 

「ああ?なんて言ってるか聞こえねぇな!お前のトロマンだけじゃ満足できねぇんだよ!もっとヨガれや!」

 

「あぁああっあ、くっくっくっああっう!いっぱい・・・おちんぽ・・・いっぱいいいいいいいいいいい」

 

彼の面影はもうここにはない。快楽に溺れた哀れな雄が一匹存在しているだけ。

 

「あぁ!もう射精そうだ!膣内で射精すぞ!圭一っ!」

 

「キてっ!キてっ!いっぱいいっぱいおチンポミルクでオスマンコ満たして!」

 

圭一のアヌスに一番搾りの雄汁が注ぎ込まれる。

ある程度搾りだし抜こうとすると一匹のケダモノが足を器用に使い身体をロックする。

ケダモノは一回では飽き足らず二回戦に突入する。

 

 

 

ようやく夜が明け始め、互いに疲れが生じ一時休戦となった。

 

そして思考も正常に戻り今までの行為に先ほど感じた違和感を思い出す。

 

あの優しかった圭一がなぜこんなケダモノに豹変したのかと。

 

酔いつぶれた圭一が集団に襲われ、彼の肉穴をチンポ狂いにされ、

夜な夜な性玩具として扱われているのも知らず、

ワタシはケダモノと再戦を交える。

 

考えるのを止め、彼と肌を重ねる。

 

そう。

ワタシも知らず知らずのうちに性の本能に身を委ねてしまった。

変わってしまった。

愛を忘れ、身体のみを求める。

性のケダモノに。